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佳 作
人の句
地の句
天の句
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母さんの消灯やっと家も寝る
寝てる人やじる人いて委員会
食材を寝かせたままで期限切れ
できすぎた野菜を寝かす糠床に
布団干し今夜は夢で雲に乗る
寝に帰るだけの我が家は妻の城
ガラクタにとられた部屋の隅で寝る
爺ちゃんの子守歌では寝付かない
十代が目覚めて日本画きかえる
少量の嘘を溶かして飲む寝酒
つや肌を夢見て眠る八時間
包帯を巻いて寝ました握手の手
寝ることは好きだが寝たきりは困る
ひとり居のテレビは子守唄になる
大の字になって地球を背負ってみる
目が覚める保証は明日がしてくれる
楯突かず昼寝で猛暑遣り過ごす
立ってでも寝られる特技持っている
添い寝してくれる朝日のやわらかさ
昼寝して貴重な余生食い潰す
寝て起きて夢が消えゆく都市砂漠
寝入る頃姫は王子と幸せに
一人だがめしふろねると言ってみる
ご贔屓のチームが負けて不貞寝する
眠らない街は秒針だけ動く
平和なり寝そべって見るクーデター
エコ実践蚊取り線香蚊帳準備
大の字から起き上がるのに一苦労
寝たままで逝くコースなら申し込む
気持ちよく寝たいたっぷり昼の汗
風呂メシ寝るやがて言うかもアンタ誰
まったりと寝かせた梅酒琥珀色
眠らない交番の灯よありがとう
食べる寝る不協和音の無い身体
雑巾のかたちでいつも寝てしまう
鉛筆がもう寝るのかと聞いてくる
東京はしばらく眠れないだろう
ねむくなれ傷にガーゼを貼るように
寝返りの数だけ明日が新しい
仰向けでシロツメクサの野を背負う |
杉山太郎
ナフタリン
若林正伸
つれづれ
夢邸
よしひさ
あそか
村上玄也
白瀬白洞
平井美智子
坂本加代
福西茶子
北田のりこ
真田義子
岡本恵
辻内次根
圦山繁
上原稔
てまり
竹中正幸
葱坊主
水野黒兎
ぷいこると
薬寺村池丸
ころのすけ
西口いわゑ
つや姫
わこう
春川秋男
平尾定昭
古屏風
川畑めぐむこ
笹倉良一
うちだあつこ
月波与生
徳重美恵子
青砥たかこ
怜
平井美智子
水たまり
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