|
佳 作
人の句 地の句 天の句
|
仄かな灯持ち寄り老いの坂をゆく
形にはならないものをあふれ持つ
クリスマス持てない男の長い一日
重すぎるものは持たないことにする
無一物それが私の強みです
先生も一緒の辞書を持っている
終章もまだ喝采の夢をもつ
まだ少し爆ぜる私の持ち時間
青い夢持って始発の汽車に乗る
善い人が持っていそうな串団子
あの世へもスマホ持参でいきますか
持っているだけで励みになる写真
持たないと肩身が狭くなるスマホ
自覚しています高齢者のマーク
武器を持つ指に変わっていく怖さ
メスを持つ手に神様の宿る時
さみしさが握る三色ボールペン
病む夫威厳を持って生きている
ケータイをにぎり危うい橋渡る
弾丸も葡萄も両手一杯に
引き出しの奥に羽衣隠し持つ
未だ持つ絵手紙の消印は春
わたくしは私ですの持論持つ
持ち方ですでに達人だとわかる
持つまでが夢ローン苦のマイホーム
持ち家に初めてマルをする重み
次の世は手ぶら口笛吹きながら
昨日より今日の自分の肩を持つ
持っている人ほど深くお辞儀をする
ポケットに飴ちゃん持ってバスツアー
鉄アレイ軽々と持つお婆ちゃん
傘を持つ少しあなたに傾けて
散歩する夫婦心の杖を持つ
笑いあう 同じ痛みを持つ同士
持ってしまえばどうってことはないマイク
タブレット世界の知恵を持ち歩く
父母の持つ時計の針が揃わない
同じもの持って何でだろう違う
握り飯持って浄土へピクニック
盃を持つとスーパーマンになる |
喜屋武白雨
麦乃
横山閲治郎
やっこ
山本進
青砥たかこ
木田比呂朗
平井美智子
まろ子
芝岡勘右衛門
つれづれ
吉崎柳歩
吉崎柳歩
辻内次根
森山盛桜
西山竹里
柴田比呂志
徳重美恵子
美馬りゅうこ
雨森茂喜
塚越孝一
塚越孝一
春川秋男
橋倉久美子
水野黒兎
加藤当白
久保卓子
蕎麦用人
竹内いそこ
すずき善作
うちだあつこ
勝又恭子
やんちゃん
川本真理子
橋倉久美子
上山堅坊
たまき
柳田かおる
藤井智史
新家完司
|